ABOUT YAGI MILK

昔、私達の周りで山羊は身近な家畜として飼われていましたが、

今ではすっかり見られなくなってしまいました。

 

農場を訪れるご年配の方々がよく話して下さいます。

「私は、母が母乳が出なくて山羊の乳で育ちました」

「昔は、食料が不足していたので貴重な栄養源でした」

「私は体が弱く、家族が近所に山羊の乳をもらいに行き、それを飲んで力をつけたのです」

「搾るときには両足を縛って。そうでないと、せっかく搾った乳を足でひっくり返されるから」

生活に欠かせない家畜だったのですね。

 

山羊ミルクはどうでしたか?と聞くと、

「クセがあって、飲むのが辛かった」

と言われる方もいれば、

「あっさりしていて、本当に美味しかった」

皆さんそれぞれいろいろな「やぎミルク」を飲んでおられたのですね。

 

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いずれにしても、それは懐かしの味。

その後、牛乳の普及により山羊はほとんど見られなくなり、その乳も忘れ去られてしまいました。

しかし食生活が見直されつつある近年、ヤギの乳の美味しさと健康食の理由もあり、世界的に需要は高まってきています。

国内では若干注目されることはあるものの、食文化を見失いメディア等にコントロールされやすい日本人ですからなかなか定着しませんね。

 

ルーラルカプリ農場もオープンして11年。

山羊達にワクチンやホルモン剤、抗生物質等薬品を使用せず、可能な限り自然に飼育し、

採れたミルクからの製品作りは余計な手を加えず低温殺菌・ノンホモゲナイズ。

元気な乳酸菌によりじっくり発酵させます。

シンプルに美味しい山羊ミルクが自然と美味しい山羊乳製品になる、といった感じです。

こだわりではなくあたりまえ。季節により食べるものも変われば風味・食感も変わります。

それぞれの季節の風味を楽しんでくださいませ。

 

 

究極のミルクはやはり山羊。なぜ?

 

■ヒトの母乳に最も近い乳

 

母乳に近い山羊ミルク.gif 

 

ヒトの母乳に一番近いとされていますので、生まれたばかりの子供に牛乳は飲ませられませんが、山羊ミルクだと大丈夫です。

牛乳を飲むとお腹ゴロゴロ・・・といった方にも飲めたり、例えば仔犬や老犬にも素晴らしい栄養源となります。

ですから犬のブリーダーさんや愛犬家の方は山羊ミルクを手放してくれません。

それは脂肪球の大きさが牛乳の約1/6と小さいなど、とても吸収の良いミルクである、ということなのです。

乳児から育ち盛りのお子様、お年寄りまで安心して飲んで頂けます。

 

より栄養素を含む乳

 

上質のたんぱく質や消化のよい乳脂肪のほか、牛乳以上のビタミンやミネラルを含みます。

マグネシウムは20%、カリウムは47%、そしてタウリンに至っては20倍も多く含みます。

 

体脂肪を燃焼させる乳

 

山羊の乳には、体内で燃焼されやすい中鎖脂肪酸が多く含まれます。

この脂肪酸は、燃焼時に周囲の脂肪酸も一緒に燃焼してエネルギーに変えてしまう性質を持っているため・・、

ということはどういうことか、お分かりですね。

 

牛乳アレルギーの方には

 

たんぱく質の種類がβガゼイン(ヒトの母乳に多く含まれるもの)であるために、アレルギーが起こりにくいのです。

牛乳アレルギーの方のうち、多くの方に喜んで頂けるのが山羊ミルクなのです。